童貞大学生、はじめてのソープ
まず初めに自分は童貞である。いや、童貞であった。
なんならさっき卒業式を終えたばかりだ。
そう、今日、今までいついかなる時も誰も攻めてこなかった守り抜いた童貞の肩書を捨ててきたのだ。
ソープランドで。
行くことを決めたのは新感覚(?)のソープランド「ドMなバニーちゃん」。
選んだ理由はかわいくてえっちそうな同年代の子がいたから。
さらになんとこの店、女の子がバニー姿でお出迎えしてくれるらしい。
初体験がバニーの女の子という幸せ。たまんねえな
だがここまで来て自分には一つ問題があった。
そう、自分がドMなのだ。
ドMな童貞がドMなバニーちゃんとセックスできるのだろうか。
ドM同士でえっち。どんな化学反応が生まれるのだろうか。
まあこれでも20年間童貞を守り抜いてきた歴戦の士。あまり多くは望まない。最悪体さえ触れればそれでいい。
迷わず前日に同年代で一番かわいいSちゃん(20歳)を指名。どうやらこのソープには早朝割というのがあるらしい。朝10時以前に行けば料金が安くなる。その日は早起きすべく遠足前の小学生気分を押し殺して眠りについた。
そして次の朝。張り切りすぎて4時半に起床。
めちゃめちゃ丁寧に体を洗って出陣の時を待つ。
出発40分前。もうすぐだ。心臓やばい。
しかしここにきてある重要なミスに気付く。
そういえば俺、
包茎だった。
さらにコンドームのつけ方すら知らない
これぞ童貞魂
出発直前になって慌てて皮の剥き方とコンドームのつけ方をググり始める。
童貞極めてんなこいつ
そして出陣
自転車で地元でも有名な風俗街へ。いやもう雰囲気が違う。
色褪せたビルに無理やりギラギラのネオンだけくっつけた違和感満載の街。
その一角にで謎に目立ってる真っ赤な建物。それがドMなバニーちゃんだ。
周囲に人気は無い。
入ってくとこ見られたくなかったので近くにチャリを置いてそそくさと駆け込む。
フロントの雰囲気はちっちゃいカラオケみたいな感じ。
少し待つと優しそうなおっちゃんが出てきた。
東京03のメガネの奴をちょっと太らせた感じ。
アッ9時から予約した○○です...
あーはいはい○○さん。今日のご指名はSちゃんでよろしかったでしょうか?
はい!
あ、あの...実は僕どど童貞で...こういう店初めてなんです......
入店1分で謎のカミングアウトを始める童貞(20)
店員さん「あー、それじゃあ筆おろしに来たんですね!」
あっはっは!!
ちょっと何言ってるかわかんない(本音)
あれよあれよという間に受付が終わり、今日のプレーについて質問される。
お客さん、「即尺」は希望されますか?
え...?そくしゃ...ってなんですか??
なんと希望すれば無料で、出会って5秒でチ〇ポを咥えてもらえるらしい。
しかし、自分の包茎チ〇ポを洗う前に人様に見せるなんてとんでもない。
いえ、大丈夫です...
その他にも無料オプションが無駄に充実している。
その他お出迎えのキスなどあらゆる無料オプションにどん欲ににYESを付けた後、番号札を渡されて控室へ。
ザ・風俗といった感じの無駄に煌びやかな控室。
40代くらいの客のおっさんがこの世の終わりみたいな顔で一人座ってることも含めてすでに現実とは乖離した空間だ。
そわそわしながら座ってたらさっきのおっさんに呼ばれる。
「階段の上でSちゃんが待ってますので、お楽しみください(笑)」
はあ…
階段を上がると、Sちゃんご登場。
...........
.........うーーーんw
いや写真別人やろ!!w
出てきたのは写真とは程遠いがまあ~許容範囲...な女の子。
てかずっと前出会い系で出会った人にめちゃめちゃ似てる。てか本人だろ。
出会って早々Sちゃんがハグしてくれる。
女子の肌をこんなに触ったのいつ以来だろうか
流されるままに肌が半分以上露出した背中に手を回す
あったけぇ。若い肌の絶妙なムチムチ感にもう出会って5秒でビンビンだ。
じゃ、お部屋いこっか。
手を握られて行為室まで移動。
そして入室。
真っ赤な壁に囲まれた部屋に風呂場とベッド。
へー、すごい!AVみたい!
入って早々洋画のセックスシーンを見た中学二年生と化す成人男性。
どこ出身なの~とか軽く雑談したあとでいよいよお風呂タイム。
年齢同じですね~!なんか緊張しちゃ~う!(笑)
みたいな話をしながら服を脱ぎ脱ぎ。
そして気づいた。なんとこの子、パンツをはいていない。
バニーの衣装の下は網タイツだけ。
きっとドスケベに違いない(断定)
てか女の子ってこんな簡単に裸になるんだ。
お互いに裸になった後でお得意の自己紹介スタート
僕実は童貞なんすよ~w(2回目)色々教えてもらってもいいですか?w
え~!かわいい~(笑)(笑)
じゃあ、洗いますね~!W
もはやドSなバニーちゃんと化したSちゃんにになされるがままに全身を洗ってもらう。
朝頑張って剥いてきたチ〇ポはエネルギー充填120%。大和ならとっくに波動砲を発射しているが俺はまだ我慢。そう、この後の卒業式に備えるのだ。
ここでついに一歩踏み出す童貞男子
え、あ、あの...触ってもいいですか??
いいよ~!どんどん触って~!
恐る恐る股に手を伸ばす。初めて触る女子のアソコ。
割れ目を指でなぞる。柔らかい。表面の毛穴のざらざら感がまあなんともいやらしい。
あ~これは~、、ヤバいですね。
ペコリーヌかお前は
一度体験した人にはわかるが快楽の極致に到達したとき、人は語彙力を喪失する。
いやあ~僕ほんと童貞でぇ~w(3回目)女子の体触ったことないんで、その、か、観察してもいいですか?
めちゃめちゃ笑われる。
今度はさらにまじまじと観察。
綺麗に除毛された割れ目の下にビラビラのヒレ。この言い回し何回目だって感じだけどほんとマジでAVで見た通りだ。
すげえ!こんな形してるんだ!
童貞丸出しの謎コメントに「こんな形してるんですよ~(笑)」と困ったように苦笑いするSちゃん。
丁寧に体を洗ってもらった後はお風呂でいちゃいちゃ。
すると急に顔を近づけてくる。あ、これはキスだ。
ネットで聞きかじった情報をもとに状況を推測する。
そしてディープキス。
顔と顔が密着する。
生ぬるく柔らかい物体が口に流れ込む。え、どうすりゃいいんだこれ。
とりあえず口の中で舌をゴロゴロ転がす。
女子の半径50㎝にすら近づけなかった僕の肌に女の子が密着している。
この時点で脳がバグり始める。もはやすべてが現実と思えない。これが恍惚というのだろうか。
じゃあ、ベッド行く?
ええ、是非.......!
謎に小慣れたふりをして女の子とベッドイン。
さあ、いよいよだ。
その前にいろいろ観察させてもらう。
密着するような距離でまじまじと見つめる女子の体。
指、入れていいですか......
はい......///
ついに夢を叶える日が来た。
この日を、この瞬間を待ちわびていた。
あの割れ目に、今までAVの世界だけの幻のユニコーンだと思っていたあの穴に、
とうとう自分の指を入れる時が来た。直接触れる時が来た。
ふっくらと膨らんだ小高い丘に手を伸ばす。
だが、ここでひとつ問題が発生。
あ、あの、すんません...
穴どこですか?
20歳童貞、リアルなマ〇コを前にして入れる穴が分からない。
流石にこれにはSちゃんも参ったみたいで呆れ顔でこの辺だよ~(笑)と教えてくれる。童貞の知識量恐るべし。
穴の位置が大体わかったら恐る恐る指を入れてみる。
指を締め付ける柔らかく温かい肉の感触。
中はすでに湿っていた。
吸い寄せられるように指を奥まで挿入する。
あぁ......
Sちゃんもあえぎ始める。
何度も言うがAVだ。これはもうAVの世界だ。
フィクションだと思っていた世界が眼前に出現したときの戸惑いと興奮。
ある日突然宇宙人が現れたら同じような気持ちになるんだろう。
よっしゃ...手マンできた.......!
満足感と共にしばらくそのまま指をじゅぽじゅぽ。
そのまま10分経過
........こんなもんか。
流石に10分も指を抜き差ししていたのでちょっと飽きてきた。
Sちゃんもいつまで指入れてんだこいつみたいな苦笑いでこちらを見ている。
次のステップへ行かねば。
でもこの後どうしよっか...
あ、で、電マとか好きですか...?
うん!いいですよ~!
遠慮なく備え付けの電マを持って押し付ける。
ブブブブブブブブブブ
あぁ........あぁ..........
再びあえぎ始めるSちゃん
AVを思い出しながらク〇トリスと思しき突起を刺激する。
穴周辺は完全にびちゃびちゃの毘沙門天
他でもない自分が、女性の局部に刺激を与えているんだという受けとめようのない実感。
5分経過。
.........こんなもんか。
人間って恐ろしい。もはやマ〇コの見過ぎで飽きてきた。
一旦電マを置いてとりあえずやることないからマ〇コを触る。
相当キモイ客だ。
するとここで、ついにしびれを切らしたSちゃんが提案してくれた。
挿れてみる....?
....................!!!!!!!!!!
ついに来た。この瞬間が。
男としての階段を一段上る時が。今まで固執していた腐ったプライドに別れを告げる時が。人間として新しい一歩を踏み出す時が。
........お願いします…!
するともっとおっきくしなきゃね~とおもむろにチ〇ポを咥えだす。
めちゃめちゃくすぐったい。他人に触られるって予想以上にくすぐったい。
もうすでにヤバイ。限界を迎えそうだ。鼓動が高まる。ドーパミンの氾濫が始まる。
もう破裂寸前だ。
慣れた手つきで限界を迎えそうなチ〇ポにコンドームをかぶせるSちゃん。
どんな体位がすき~?
え、何が好きですか?
じゃあ、正常位でいっか(笑)
ベッドに仰向けに寝転ぶSちゃんの足を開く。
ネットでみた通りの割れ目が姿を現す。
いよいよだ。
先程教わった穴のあたりに狙いを定め股間を押し付ける。
...入ってますか...?
......いや、ズレてるよ。
え、、、穴、どこでしたっけ?
あーーーーーソープで練習しといてよかった。
本番でこんな事態に陥ったら地獄なんてもんじゃない。
結局Sちゃんにチ〇ポを持ってもらいながら5分ぐらいかけてゆっくりと挿入。
これが.......セッ〇ス...................!!!!!
棒を四方八方から締め付ける熱い感触。
奥まで入っていくにつれてさらに肌と肌が触れ合う。
チ〇ポが穴に入っていることを自覚した瞬間、今まで感じたこともない感情の渦に飲まれた。快楽、驚き、不安、至上の幸福、性的興奮、好奇心、ありとあらゆる感情が混ぜ合わさり、脳内を暴風雨のように吹き荒れる。こんな興奮を今までに感じたことがあったろうか。こんな幸福を今までに味わったことがあったろうか。
ダンテのいう地獄下りとはこのことを指すのだろうか。ロマネスクな旅がこの瞬間から始まった。
自分のチ〇ポが、絶対不可触の存在だと思っていた女性器の中に入っている。
こんなことってあるのか。これは現実なのか、夢なのか。
脳内はもはや機能を停止している。とてつもなく巨大な感情の渦にのm
......あ、射精した。
耐えた時間、わずか30秒。
はじめてにして童貞新記録を達成。
一回目の行為が終わった後も興奮はおさまらなかった。
今眼前で起きたことを事実と受け止めることが出来ない。
まるで身体が浮いているようなふわふわとした感覚。
大量放出されたドーパミンの濁流が日常の悩みや雑念を全て流し去ったようだ。
身体がいつもの数倍軽く感じる。
結局2回戦までやり、マ〇コをひとしきりペロペロした後は、シャワーを浴びてバニーコスの上から体を触りまくって終了。
お兄さん触り方優しいし絶対モテるから頑張って!(笑)と励ましの言葉も貰えた。
最後に階段までお見送りしてくれたSちゃんを尻目にカウンターへ戻る。
店員さん「お疲れさまでした~どうでした?(笑)」
「いや~~最高でした!僕童貞だったんですけど(過去形)優しく手ほどきしてもらえて...」
店員「お~!無事に筆降ろされましたね!」
あっはっは!!
なんだこいつ(本音)
貰った謎のお茶。店員さんありがとう
洗濯したてのピュアな心のまま店を出る。
興奮の渦はまだ収まらない。
そのまま卒業祝いにカツ家でロースかつ丼を頼み、疲れからか少しうたたね。
短時間で三大欲求がスピード解決されたことで、世界がいつにも増して明るく見えた。
童貞諸君は無駄なプライドを捨てて一度ソープで体験してみるのもアリだと思う。
ただこの快楽の虜になってしまったら終わりなので、飲まれそうな人は気を付けてほしい。